KIDS ORTHODONTICS 小児矯正
KIDS ORTHODONTICS 小児矯正
子どものマウスピース矯正 2歳から小学生の取り外し式マウスピース矯正
主に、歯の生え変わる時期(混合歯列期、6歳からおおむね12歳)を利用して矯正をする方法です。取り外し式の器具なので、学校にしていく必要もなく、お子さんに負担がかからず好評です。(日中最低1~2時間と夜間就寝時の装着)
この方法は、ワイヤ―矯正ほど本格的に歯並びを治すものではありませんが、下記改善ができるため、永久歯への生え変わりがスムーズに行われ、その結果、歯並びが自然とよくなります。
口呼吸の改善
舌の位置や飲み込み機能の改善
本格的なワイヤー矯正が必要な重度の歯列不正でも、ワイヤー矯正前治療器具として使用することにより、その矯正の期間をかなり短縮することができますし、矯正治療終了後の後戻りも少なくなります。
※T4K治療は、「歯にやさしいゆるやかな矯正法」です。よって、短期間で治療を終えたい方には、向きません。
T4Kをあまり入れていられないお子さんや、強くかんで破ったり、使用中、口が開いてしまうなど、うまく使いこなせないで効果が得られない場合は、残念ですが、中断することもあります。
T4Kを利用した口腔筋機能療法を行っています。
この訓練で以下の改善が見込めます。
口腔周辺の悪習慣(舌のくせ、口呼吸、指しゃぶり、いびき)の改善
咀嚼、嚥下(うまく飲み込めない)、発音などの口腔機能の改善
いびき、睡眠時無呼吸の改善
なお、口の周りの筋肉(口輪筋)の筋トレには、「パタカラ」という器具を
口呼吸改善には、「あいうべ体操」を推奨しています。
口呼吸(ポカン口)っていけないの?(デメリットについて)
Demerit 01
鼻呼吸と違って、吸い込む空気の中のウィルス等病原体を、除去しないので、そのまま、全身に運ばれてしまいます。免疫の低下を招き、風邪を引きやすくなったりアレルギーを、起こしやすくなります。
Demerit 02
舌の粘膜が乾燥するので、味覚が低下しやすくなります。また、口の中が乾くので、雑菌が唾液で洗い流されにくく、口臭の原因となります。
Demerit 03
口呼吸がずっと続いていると、顔面の筋肉や骨格の発育にも悪影響がおよびます。
T4Kの仕上げにマイオブレース
T4Kの次の段階の、マウスピース矯正装置もあります。マイオブレースと呼ばれる器具です。 これにより、安定したかみ合わせのきれいな永久歯歯列を完成させます。生え変わりの時期の最後に使い始め、1,2年で終わります。
子どもの受け口にムーシールド(3歳児検診で反対咬合と言われたら)
3~4歳から始められます。(12歳ぐらいまで)原則就寝中に使用します 。受け口を改善するマウスピース矯正装置で、チンキャップ(下顎を後方へ移動させる矯正用器材)の使用を回避できます。
歯の生え変わりの時期にマウスピース矯正をすることのメリットはこちら
Merit 01
成長期に矯正をするため、唇と舌との間のバランスのとれた良い位置に歯が並びます。
Merit 02
生え変わり後の永久歯列矯正で起こりやすい、矯正後の後戻りが少ないです。
Merit 03
見栄えだけでなく、食事や発音といった機能面からもよい状態をつくることができます。
Merit 04
ワイヤー矯正と違って歯磨きしやすく虫歯になりにくいです。
ムーシールド症例 クリックで治療例を表示します
歯並びに適した治療開始時期
矯正治療の開始時期は、歯並びの状態によって異なります。矯正相談は無料、セカンドオピニオンのご相談も受け付けていりますので、一度ご相談にいらしてください。
乱れが軽度の場合
歯並びの乱れが軽度の場合には、一般的に生え替わりの時期には経過観察を行い、永久歯に生え替わってから治療を開始します。目安は12歳前後です。
永久歯の前歯が重度の乱ぐい歯や反対咬合(受け口)などの場合
矯正治療には、第1期と呼ばれる早期矯正治療と、第2期と呼ばれる永久歯に生え替わってから行う治療があります。歯並びに重度の乱れが見られる場合、当院ではワイヤーを用いた本格的な第1期治療を6~8歳ころに開始することをおすすめしています。
この治療で前歯がきれいに並んだら、後戻りしないよう固定。永久歯への生え替わりが完了するまで待機します。これによって生え替わりがスムーズになり、結果的に非抜歯での治療が可能になったり、第2期治療自体を不要にできたりするケースもあります。
マウスピース矯正以外の小児矯正
床矯正
おもに、顎が小さいために永久歯がきれいに並ばないことが予測されるお子さんに対して行う治療法です。取り外しが可能な装置を使って、徐々に顎の大きさを広げていきます。
拡大床
入れ歯に似た装置を用いて行う矯正治療法です。ねじを回すと広がる装置で、歯がきちんと並ぶスペースができるよう徐々に顎を広げていきます。ただし、ワイヤー矯正と違い、横方向にしか力をかけられないため、適用できない症例もあります。
咬合斜面板(ジャンピングプレート)
上の歯列が下の歯列を深く覆っている過蓋咬合(かがいこうごう:別名ディープバイト)や、下顎が後方に下がっている上顎前突(じょうがくぜんとつ)などの場合に、下顎の位置を前方に誘導するために使用する装置です。
マウスピース以外での治療例 クリックで治療例を表示します
ワイヤー矯正ワイヤー矯正
マウスピースなどの取り外せる矯正装置では治療が難しい、歯並びに重度の乱れがある症例において、当院ではワイヤー矯正装置を採用しています。当院では「セルフライゲーションシステム」と呼ばれる装置を使用しています。そのメリットは次の通りです。
Merit 01
治療期間が短い(約2年:通常の約3分の2の期間)
Merit 02
ブラケット(歯に着ける装置)が小さく、ワイヤーを結ぶ針金や輪ゴムも不要で、違和感、痛みが少ない
Merit 03
ブラッシングしやすいためお口を清潔に維持でき、口内炎もできにくい
Merit 04
ブラケットとワイヤーの摩擦が少なく、痛みなく弱い力で歯を早く動かせる
ワイヤー矯正素材紹介~ゴムメタル~
当院では矯正治療に使用するワイヤーに、やわらかく、しなやかながら、高強度で腰が強いという特性を持つ、新チタン合金ワイヤーを採用しています。従来のワイヤーと比較し、治療期間を短縮できます。